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聖域にある影の国のブレインたる執務室。
その部屋の前に立ったクロラブは、扉を軽くノックする。
「ゼクス陛下、クロラブです。入ります」
返事を待たずに開いた扉。
扉を開けた瞬間、クロラブは固まっていた。
国王の陣取る執務机。
その向こうに座っていたのは、見慣れた顔ではあったが、
決して求めていた人物でもなかった。
「アル・・さん?」
「そうよw なんか用事?」
視線は手元の紙面に向けたまま、
ひらひらブラウス付の袖を事務用員の付けるようなバンドで巻くりあげ、
かりかりと流暢な文字をつづるアル。
「いえ・・その・・」
言うべき気のする言葉は多くあった。
たとえば、何をしているのですか、とか、どうしてあなたがここに、とか。
だが、空回りする頭は言葉を一向につむがない。
「よぅ」
そんな呆然とするクロラブに声をかけるものがあった。
「ん? ああ、ロクサス、お前か・・・」
状況の意外性にアル以外のものが目に入っていなかったのだが、
そこにいたのは、旧知のロクサスだった。
「ここで・・」
「いやぁ、驚くよなぁ。
俺も、陛下に決済をもらいに来たらよ、いるのはアルさんでやんのw」
クロラブの内心をまるまる代弁する。
ロクサスがここにきたのも、ほんの一瞬前だったらしい。
「いちゃ悪いかw」
自らを放って話し出した二人にアルが突っ込んだ。
「悪いかって、そこは陛下の席だとおもうんですが」
「そうですよ」
そろって突っ込みの主に反論する。
対する解答。
「だって陛下だも〜んw」
「「はい?」」
綺麗にはもった。
「わが名は影の国が国王、アルフレッドw なーんちゃってw}
戦争直前に王位を掻っ攫ったぼんくら王子アル。
影の国に未来はあるのか!?
それは・・明々後日になったらわかるだろうw
【2008/08/04 22:08】 小説 |
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